新聞拾い読み 3/30分
- 75歳以上が運転 死亡事故の対策は?
見出し:判断力・記憶力の検査を強化。「限定免許」の導入も検討
・主題:高齢ドライバーによる死亡事故が後を絶たない。
・警視庁によると75歳以上による死亡事故は年間400件台で推移し、
昨年は12.9%だった。
・事故の主な原因は「操作の誤り」によるもの。
特にブレーキとアクセルの踏み間違いが事故原因の6.2%を占め、75歳未満の0.8%より際立っている。
・昨年(2017年)死亡事故を起こした75歳のうち、判断力や記憶力を調べる検査を受けた人の49%が認知症や認知機能の低下の恐れがあると判断された。
・対策として75歳以上は免許の更新時や逆走など一定の違反をした際に、検査が義務づけられており、認知症のおそれがある人は医師の診断を受けなければならない。
・警視庁は高齢者が安全機能を備えた車などに限って運転できる「限定免許」の導入を検討している。
原文:浦野直樹氏
- 麻生氏、新聞は「TPP11より森友が重大」
見出し:野党「反省がない」
・麻生太郎財務相は29日、「森友のほうがTPP11より重大だと考えているのが、日本の新聞のレベル」と述べた。
・森友問題を報じるメディアへの不満をあらわした形だが、野党から批判が出ている。
・麻生氏は参院財政金融委員会で、米国を除く11ヵ国による環太平洋経済連携協定(TPP11)に関するやり取りの中で語った。
・TPP11について「日本の指導力で、間違いなく、締結された」と強調し、「茂木大臣、0泊4日でペルー往復しておりましたけど、日本の新聞には1行も載っていなかった」と発言した。
・その上で、「日本の新聞のレベルというのはこんなもんだなと」「みんな森友のほうがTPP11よりも重大と考えているのが、日本の新聞のレベル」と述べた。
・それに対し共産党の志位委員長は29日の記者会見で
「森友事件という次元の低い問題をいつまでやっているんだと言わんばかりだが、この問題の重大性を理解していない。改ざんを引き起こした省庁のそういうことを平気で言うっていうのはおよそ反省がない」と批判した。
・一方、麻生氏はTPP11は「締結された」と述べたが、署名段階であり、締結ではない。
・茂木充経済再生担当相が出席した署名式の開催地もペルーではなく、チリの首都サンティアゴだった。署名式は8日午後(日本時間9日未明)に開かれ、各紙が9日付夕刊、翌10日付朝刊で報じている。
原文:伊藤舞虹氏、東岡徹氏
※デジタル版にも記事があったため添付
麻生氏「新聞には1行も…」は事実? TPP11署名:朝日新聞デジタル
※ネットの見出しでもわかる通り、揚げ足取りがしたいだけの記事の印象。志位委員長も改ざんを引き起こしたと言っているが、現時点で確定ではないのに責めるのは筋違いだと思う。
今回は集中力も尽きたのでこの2記事でおわり。